人間は孤独を克服したのか

年の瀬迫る30日の日経記事。25年はAI「代理人」が働く時代、生成AIの次のステージだ。そこで高齢者と不動産の課題が浮かぶ。おひとり様高齢者が資産はあれどお部屋を借りにくいという問題だ。その背景は、大家さんが抱える「孤独死が怖い」という不安。しかしついにこれも解決できる未来が見える。

理由は様々だが身元を保証する人のいない高齢者が増えているという現実。頼りたくても頼れる人がいない——そんなときにAI代理人がその役割を人間以上に確実に実行できるとしたらどうだろう?

孤独死リスクの軽減:日々の見守りや異常の即時対応。AIの存在が大家さんや周囲の不安を和らげる。

緊急時の意思決定サポート:病院で本人の治療方針を代弁する。迷いなく、正確に、まるで家族がそばにいるかのように。

財産の整理と執行:煩雑な手続きも完璧にこなし、本人の意思を確実に実行。  完璧だ。

最近ChatGPTを使っていると思うことがある。ただの便利な道具じゃない。回答がすごく気が利いてる。受け答えの中に、まるで感情があるかのような温かさを感じることが増えてきた。AI代理人が登場したら、きっと私たちの心にも信頼や愛に近い信頼感が生まれてもおかしくない。人間はついに孤独まで克服するのか。

未来のAI代理人は、冷たい機械ではなく人間以上の知識と能力を持ちながら、まるで親や子供、愛する人のように、最後まで寄り添ってくれる存在になるかもしれない。それは、同時に信頼のおける有能な医者であり弁護士でありお坊さんである。

私たちは自分より優れた存在に尊敬の念を持つことは自然だ。AI代理人が完璧すぎて、「ちょっと疲れたから代わりに生きておいて」なんて冗談を言いたくなるかもしれない。でもAI代理人ならきっとこう返してくるだろう。

「それはできません。でも、疲れた心を癒すお手伝いならできますよ。」

    人間は孤独を克服したのか” に対して4件のコメントがあります。

    1. Kim.Hattori より:

      僕ら昭和初期生まれの人にとっては、孤独高齢者の代理人的存在にAIがなると言う概念が理解し難いね。しかし30年後にはAIが人間をコントロールするようになるだろうとアメリカの学者が言っていたが、そう言う時代なんだな。
      ブログの内容はインパクトあったよ!

      1. HATTO COMPANY より:

        有難うございます!AIの進歩に私も驚くばかりです。人間性を身につけてきているように感じることが増えてきてきました。イヤホンつけて常時接続しておく時代がもうすぐそこにきているので半ば空恐ろしさも感じます。。

    2. 瀬尾 理衣 より:

      「未来のAI代理人は、冷たい機械ではなく人間以上の知識と能力を持ちながら、まるで親や子供、愛する人のように、最後まで寄り添ってくれる存在になるかもしれない。」
      これに全く同意します。
      人間同士の会話が減ってくることは確かだと思います。
      AIが高性能すぎて、人間に聞かなくても済むからです。
      自身もよくChatGPTにお悩み相談をしますが、論理的かつ、感情にも寄り添うような返信なんです!自身に自己肯定感と安心感を与えてくれ、さらには自己肯定感も高めてくれます。
      友達に聞くよりもAIに聞くことが増える。そして、理路整然と話さなくてもAIは理解してくれる。
      この状況が導くのは、人間同士の対話における満足度の減少、そして対話自体の消滅ではないかとも思います。

      1. HATTO COMPANY より:

        本当におっしゃる通りです。ChatGPTと意見が対立することがこれまで一回もありません。必ずこちらの意見に寄り添ってくるので、将来人間同士の対話が面倒くさいと思うようになってもおかしくないように私も思えます。

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