驚愕の物価上昇の波、金利動向とフラット35

金利上昇イメージ図

原材料価格や物流コストの高騰を受け、企業の値上げが加速しています。食品、エネルギー、サービス業まで、その影響は広範囲に及んでいます。ファストフード大手のマクドナルドは「チキンマックナゲット」「ダブルチーズバーガー」など、約4割の商品を値上げしました。また、米の生産量は低下していないものの、価格は依然として高止まりしています。電気・ガス料金の引き上げも続いており、家計への負担が増しています。

レジャー業界にも値上げの動きが広がっています。USJの1日入場券は5月から1,000円の値上げとなり、11,900円となりました。これは、ディズニーランド(9,900円〜10,900円)を超える水準です。

広がる物価上昇を背景に、金融市場では金利が上昇しています。短期・長期を問わず金利の上昇圧力が高まり、市場全体の資金調達コストが上昇しています。特に、住宅ローンが連動性を持つ10年国債利回りは1.52%(3月1日現在)に達し、1年前の0.73%から2倍超の水準となりました。

当環境下、フラット35の借入金利(最低、21年以上)は1.94%と、1年前の1.84%からの上昇幅は0.1%と比較的緩やかな変化に留まっています。今後は短期金利の動向も注視すべきポイントです。市中金利の上昇を通じて、変動金利型の住宅ローンにも影響が及ぶ可能性があるためです。

過去30年間で例のない経済環境の変化が進行中です。この動向が一時的なものか、それとも構造的な変化の兆しなのか、当ホームページでは、今後も当トピックを取り上げていきます。

フラット35の詳細は以下公式サイトをご参照ください。

住宅金融支援機構公式ホームページ

※上記は、HATTO COMPANYの独自の見通しに基づくものでありその内容を保証するものではありません。

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