政治動向から思いつくSNSの未来

日本の政治が歴史的な激動を迎えています。首班指名を控え重要な局面に入ってきました。

そうした中で印象的なのは、多くの政治家が、タイムリーにSNSで自らの考えを発信するようになったことです。ものすごく丁寧な長文の投稿も見られます。

ニュースや討論番組を待たずとも、議論の的になっている事柄に対して政治家が自らの言葉で丁寧に発信するようになったことは、国民にとって非常に大きな変化だと改めて感じます。国民と政治の距離を大きく縮めています。

一方で、ご存じの通りSNSでは政治家等の意見に対して極端な投稿が多くなりやすく、誹謗中傷や人格攻撃のような投稿も増える傾向が見られます。

建設的な議論が必要な場面で、過度に攻撃的な言葉が飛び交うことは健全な政治参加の妨げになりかねません。不要な分断を生み出す要因にもなります。

そこで思いついたのは、AIによるSNS投稿の自動スコアリングです。

投稿されるすべての内容をAIが解析し、投稿の性質を可視化してしまうことで、発信者は自分の発言を客観的に振り返ることができ、受信者もその投稿がどのような性質を持っているのかを事前に把握できるようになるのではないかと思います。

評価の指標としては、例えば次のようなものが考えられます。

真実性 (Truthfulness) … 事実に基づいているか

道徳性 (Morality) … 社会的・倫理的に問題がないか

敬意 (Respect) … 相手を尊重した言葉かどうか

独自性 (Originality) … 鋭さ・建設性・新しい視点があるか

そして、これらを総合的に組み合わせた結果として、

有用性 (Value) … 投稿の総合的な価値

つまり、単に礼儀正しく正確であるかどうかにとどまらず、その投稿が社会や読者にとってどれだけ役立ち、どれほど新しい視点を提供しているかまでを総合的に評価する仕組みです。

最近は、わが家でも成長した子どもたちと政治について話す機会が確実に増えてきました。

SNSを通じて政治家の言葉に直接触れることで、「なぜこの人はこういうことを言うの?」と子どもが興味を持つ場面も増えています。

こうしたやり取りを通じて、政治への関心が子どもたちを含め、国民全体に着実に広がってきていることを実感します。

最後に一つ、スコアリングにはやはりSNSらしく「面白さ」も入れるべきでしょうか(笑)。

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