急に到来した秋と宅建士資格試験

超絶に長かった夏も去り、先週から気温が急激に下がりはじめました。今週は最高気温が20度を下回る日が多くなるとの予想です。スーツも上着を着ることが増えてきました。

このような貴重な秋の到来の中、10月19日(日)はやってきました。年に一度の宅地建物取引士資格試験日です。今年の受験申込者数はなんと30万人超。これは数ある国家資格試験の中でも最も大規模な資格試験の一つになっています。

私の周りにも今回挑戦した方が何人かいらっしゃいました。みな真剣に準備を重ねてきました。ある方は一年近く前から独学で学び始め、コツコツ取り組んでいました。別の方は専門学校に通い、体系的に学習していました。そのような姿を見ると、目標に向かって努力する人の姿は本当に美しく自然と応援したくなるものです。

試験後、専門学校などの多くの関係者からは、今年は昨年よりも問題が難化したとコメントが多くなっています。合格ラインは昨年よりやや低めになるとの予想が多く、昨年のボーダーラインは50点満点中37点でしたが、今年は34〜35点前後との予想が多くなっています。

宅建速報.com (こちらで各社予想が確認できます)

出題形式にも変化がありました。それは、「個数問題」が多くなったことです。個数問題とは、複数の選択肢の中から、正しいものもしくは誤っているものは何問あるか、という出題形式です。従来の「四択から一つを選ぶ」問題とは異なり、4つの選択肢それぞれを理解していなければ回答できません。つまり、この出題形式は、部分的な知識では対応できず、知識の正確さがこれまで以上に求められる内容へと進化しているといえます。昨今、受験者の間では、出題傾向を分析し効率的に学習する環境がますます整ってきているため、受験者の得点が上昇していることに対する出題者側の措置のように見えます。

自己採点結果はきっと様々ですが、まずは受験を終えられた皆さまに、心から「お疲れさまでした」とお伝えしたいです。合格発表は約一か月後。それまでの間は、貴重な秋を思い切り満喫しつつ、しばらくはゆっくりと過ごしていただければと思います。

本当にお疲れ様でした。

    急に到来した秋と宅建士資格試験” に対して2件のコメントがあります。

    1. kimhatt より:

      年々 宅建士資格の受験者が増えているようですね。それに対し問題が年々専科しているのでしょう。この業界が活況を呈している証拠です…

      1. HATTO COMPANY より:

        コメント有難うございます。新しい政権にもなりますし今後の動向に注目ですね。

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