1日で3,320円上昇する日経平均株価って何なの?

GW明けとなる本日5月7日(月)、日経平均株価がわずか一日でなんと+3,320円、前日比+5.58%も上昇した。

だから何なの?との声が聞こえるようだが、一応過去最大の上げ幅を記録したとのことだ。

マクドナルドも吉野家もスーパーで売っている多くのものも値上がりしているように思う。上がっていないものを見つける方が難しいような感覚だ。そのような状況下、株価も値上がりしておかしくはないとのことなのか、あまり世間で衝撃をもって受けとめられているように感じられないのは不思議だ。

しかし個人的にすごく違和感があるのは数カ月前くらいからだ。というのも、日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)の値動きがあまりにも異なりすぎるからだ。日経平均が上昇しているにも関わらず、TOPIXが下落している局面(またその逆も然り)を何度となく目の当たりにした。

以下を見てほしい。こちらは本日7日の日経平均株価の騰落率に対する銘柄ごとの寄与度を金額で示したチャートだ。

出所:日経225リアルタイムチャート

ソフトバンクグループ1銘柄だけでなんと804円の寄与度だ。アドバンテストと東京エレクトロンの2社を合わせたわずか3銘柄だけで1,692円もの寄与度だ。結果として日経平均株価は、もはや半導体株価指数になったといっても過言ではない(と思う)。

原因は指数の算出方法だ。TOPIXは構成銘柄の株式時価総額に応じた加重平均を用いる算出方法に基づいているが、日経平均株価は時価総額による加重平均は用いずに、指数計算開始時から単純平均を基にした算出方法だ。したがって、指数の計算期間が長くなるにつれ、銘柄ごとの寄与度に偏りが生じ、今となっては上記チャートの通りだ。日本で最大の株式時価総額を持つトヨタは皮肉にもどこに表示されているのかわからないほどだ。

日経平均株価は、日本経済の動向を表す指標ではないとまでは言わないが、上記のような著しい偏りが拡大し続けているという状態は知っていて損はないと思う。

【留意事項】上記は、各種報道、公開情報等をもとにHATTO COMPANY株式会社が独自に作成したものであり、その正確性を保証するものではありません。

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